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空き家放置の代償は?実家の生前整理をスムーズに進める『不動産終活』の進め方

「遠方に住む実家が空き家になったらどうしよう…」 「親が元気なうちに、実家の片付けや処分の話をしてもいいのかな?」 今、日本中で深刻な問題となっている「空き家」。他人事だと思っていたこの問題が、実はあなたやあなたのご家族に大きな経済的負担を強いる可能性があることをご存知でしょうか。 特に不動産は、現金とは異なり「持っているだけでコストがかかる」資産です。放置すればするほど、維持費や税金、さらには法的なリスクまで膨らんでしまいます。 この記事では、不動産のプロの視点から、 空き家を放置した際のリスクと、後悔しないための「不動産終活」の具体的なステップ を優しく、詳しく解説します。大切な実家を負債に変えないための知恵を、ぜひ今日から役立ててください。 1. 知らないと怖い!空き家を放置し続けることの「3つの代償」 「とりあえずそのままにしておこう」という先延ばしが、将来大きな損失を招くことがあります。 ① 経済的リスク:「特定空家」に指定されると税金が6倍に!? 管理が不十分な空き家は、自治体から「特定空家」に指定される可能性があります。指定されると、固定資産税の優遇措置が受けられなくなり、 翌年の税額が最大で6倍 に跳ね上がってしまうケースもあります。 ② 管理的リスク:建物の劣化と周辺への損害 建物は人が住まなくなると驚くべき早さで傷みます。シロアリの被害や屋根の崩落、庭木の越境、さらには不法投棄や放火の対象になることも。もし、倒壊した壁が通行人に怪我をさせた場合、所有者が多額の損害賠償責任を負うことになります。 ③ 法的リスク:2024年4月からの「相続登記」義務化 これまで任意だった相続登記が法律で義務化されました。正当な理由なく放置すると、10万円以下の過料が科される対象となります。放置された不動産は、時間が経つほど権利関係が複雑になり、いざ売却したい時に動かせない「塩漬け物件」になってしまうのです。 2. 実家の生前整理をスムーズに始めるための「不動産終活」3ステップ 実家の整理は、体力・気力がある「親が元気なうち」に始めるのが鉄則です。 ステップ1:現状の把握(権利と価値を知る) まずは、実家の名義が誰になっているかを確認しましょう。先代の名義のままになっているケースも少なくありません。併せて、 不動産の一括査定などを利用し、「今売ったらいくらになるのか」...